京都の手描き友禅、メタバースを視野にNFT市場に参入

大変お世話になっている京都の手描き友禅の職人さん・西田清さんが主宰する染色工房「アート・ユニ」。これまで、パリのファッションウィークをはじめ、国内外のコレクションブランドにテキスタイルを納めてきました。このたび、過去に生み出してきた数千点から厳選したテキスタイルをはじめ、新作をNFT (非代替性トークン)市場に出品します。

Art uni × Metaverse

NFTマーケットプレイス「Open Sea」に出品、京都の伝統工芸を新しい形で世界に届ける挑戦を始めます。

■NFTにおける染色技術の可能性
通常、生地を染色をする場合は、「なき」とよばれる染色後の滲みなども計算して制作します。デジタル上でのテキスタイルでは、乾くまでの微妙な色彩なども表現できる可能性があります。国境を越えて、感性に届ける表現方法を模索していきます。

■NFT市場参入への展望
メタバースを視野にAR空間上での衣服や家具・壁紙など、あらゆる場面での可能性を模索します。また、リアルな現実世界で展示販売会を開催するなど、デジタル作品を作成するにあたり実際に染色を行う強みなども表現できればと考えています。

また、OpenSeaではロイヤリティを設定すると、一度クリエイターの手を離れた作品であっても、二次流通(転売)されるたびにクリエイターに数%が還元されるため、この制度を利用して次世代の職人育成につなげていきたいと考えています。

Open Seaのサイトはこちら!⬇
https://opensea.io/art-uni

中須俊治